改正児童福祉法
12月1日
早いものでもう師走。何が何だかわからないうちに時が過ぎていく感じだ。
先日、児童福祉法が改正された。自立援助ホームにとっては追い風だが、児童養護施設にとっては逆風だ。
今回の改正で、近年進められてきた養護形態の小規模化が明確になった。里親、ファミリーホームの比重が増し、施設養護はいずれ淘汰される時代がやってくるだろう。
被措置児童に対する虐待防止については、法律にまで明記されるはめになったことを恥じるべきだ。ここまでしないと防止できないのかという気持ちだ。職員と子どもの関係性は固有のもので当事者にしかわからない領域がある。職員を罵倒しながらもそこに何らかのサインがあったり、傍目には厳しすぎる叱責も子どもから見ればそれを求めていたりと。そんな関係に他者が目を光らせる。これで施設内虐待が防止できるかもしれないが、養育が成り立つのかは疑問だ。ワーカーは世話人ではないのだ。
全養大会で、ある施設長が権利侵害のガイドブックをつくったらと提案した。どんな行為が権利侵害になるのかがよくわからないというのだ。
このような考えは消極的だ。攻撃は最大の防御という言葉があるが、権利侵害をしないことを考えるよりも権利を守ることとはどういうことなのかを考えることが大切だ。つまりその子にとって最善の利益は何なのかとか、成長発達の権利を保障するために何が必要なのかとか。
法改正で社会的養護が大きく転換していく矢先の大不況の兆し。被保護児童が急増して小規模化が台無しにならないことを願う。
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