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2009年7月

児童相談所との連携

7月18日

児童虐待相談件数がまた過去最高を更新した。

虐待への介入、子供の保護、親への支援、施設入所の段取り、入所後のフォロー、家族の再統合など、児相の役割は大きい。先頃の里親大会でも里親と施設の連携の要が児相であることは関係者の間では一致する見解だ。さまざまな対応の矢面に立たされる児相は目先の問題の処理で精一杯のようだ。

どこにいっても児相への不満を耳にする。措置権者でもあり身分保障のある公務員であることを考えれば仕方のないことだろう。また不満は期待の裏返しでもある。しかしながら最近、「児相は何もやってくれない」といった「あきらめ」にも似た声を聞くようになってきた。これは危険信号である。

施設では、被虐退児への対応ということで、心理職が導入されたりケアワーカーにも研修の機会が増えてきた。また、多くの失敗を繰り返してきたことで、だいぶアセスメントの力をつけてきた。だからこそ問題が顕在化する前に何とかしようと、援助方針の練り直しをすべくケースカンファレンスを行うのだが、児相の「とりあねず適応しているようですね」とか「なんとかなってるんですね」という言葉に認識のずれを感じてしまうのだ。とりわけ入所から月日が経ち担当ワーカーも代わってしまうとなおさらだ。

問題が顕在化してからでは遅いということは誰もがわかっている。しかし問題が顕在化しないと臨場感をもって事に当たれないというのでは、施設の混乱は増すばかりだ。児相が今、目先の虐待対応に追われている事情はよくわかる。しかし、現にサインを発している子どもがいるとき、その対応が施設任せになってしまっては現場はもたない。

最大の原因は、一人の児童福祉司が担当するケースがあまりにも多いことだといわれている。だとしたらソーシャルワーカーとしての訓練を積んできた者を配置していただけないだろうか。本県では福祉職の採用がない。だから全く関係のない部署からでも異動で児童福祉司になってしまう。また、資格要件を満たすからということで教員免許を持つ者や心理職の人も児童福祉司になっているようだ。一昨年県外からの措置移管があった際、担当ワーカーが2名来園したが、2人とも社会福祉士の資格をもっていた。児童相談所の体制強化は急務だ。

と書いた後で、昨日星の家の運営委員会があった。今年度は入退去の動きがことのほか激しい。ホーム長が「児相は本当にたいへんだ。休日も昼夜も関係なく、目の前の子どもをどうするかで追いまくられている。」と話していた。本当にたいへんだと思うが、この状態をいつまでも放置するわけにはいかないだろう。

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七夕

7月6日

土日と関東ブロックの里親大会に参加。児童養護施設との連携をテーマにした分科会で助言者を担当した。

気軽に引き受けたものの、里親が圧倒的に多い会議で施設側が助言者となったことに違和感を覚えた。というより、私自身が里親のことをどれだけ理解しているのかと反省させられた。里親と施設が互いの状況を十分に理解し合っているとは言えないなかで、連携を考えていくのはやはり難しい。共に社会的養護を担うもの同士、子どもを中心に据えて、理解を深め合う場が必要だと感じた。

日曜は午前中のうちに戻ってきて施設の七夕に参加。ユニットごとに作った七夕飾りを見せてもらった。今年はいずれも秀作ぞろいで、飾り付けにも気合いが入っていた。短冊に書いてある願い事を全部読ませてもらった。

「ウルトラメビウスになれますように」とか「おさかなになれますように」いったほほえましいもの、「ママといっしょにおべんとうをたべたい」とか「家族との再会」といった切実なものなど様々だ。中には、「○○ちゃんの背が伸びますように」とか「園長先生が長生きしますように」など、グループワークの一環として他人の幸せを願って短冊を書いたユニットもあった。
よく考えてみたら、私自身、実子と七夕を楽しんだことなどなかった。日頃集団養護に否定的な私も、こうした伝統行事をみんなで楽しめるのは施設ならではだなと思った。

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